2018年03月31日

コンタクトレンズを装着したまま寝るのは危険

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コンタクトレンズは、基本的には連続装用ができない作りになっています。付けっぱなしにして過ごしてしまうのは、目の負担になりますからやめておきましょう。特に睡眠時にコンタクトレンズを付けていると、危険性は増します。

なぜなら、睡眠時にはまばたきをしなくなるからです。通常人の目は、まばたきをして涙を充満させることで、酸素補給をしています。裸眼で寝ているならたいして問題はないのですが、レンズを付けたままで寝てしまうと目は乾燥します。

レンズが水分を吸い取って眼球に張り付くような形になり、まともに酸素補給すらできない状態に陥るわけです。乾燥した目は傷付きやすくもなりますから、その状態で間違って目をこすってしまうと大変です。最悪失明という事態に陥ってもおかしくはありません。

また、レンズを付けたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなります。失明まで行かなくても、炎症を起こして大変なことになる可能性は十分考えられます。必ず寝る前にはレンズを外すように気をつけましょう。これはコンタクトレンズを作ったときに眼科の先生からも説明してもらえる基本的な注意事項です。

長年レンズを装着しているとつい忘れてしまうのですが、基本的な使い方はずっと守り続けなければいけません。レンズの管理が面倒だというなら、一日使い捨てタイプのレンズを使うのもいいでしょう。使い捨てタイプのものなら自宅に帰ってきた瞬間に外して捨ててしまえばいいだけなので、連続装用の危険性は減らせます。